文章術とか装飾とか
2006.03.17 |Category … 雑記
見ての通り、私はあまり装飾は施しません。時折bタグによる太字は使っていますが、その多くは実は前後の単語との区切りを句読点を使わずにはっきりさせたい為、という文章構造から非常に外れたものだったりします。綺麗な文章にすれば、このような手段は取らずとも読みやすい文章になると思うのですが、まだまだ修行不足な所ですね。
で、話は戻って。
blogではあまり見かけない(ワケではないですが)ですが、一昔前の日記サイトが一世を風靡した(?)時代に多かった手法に「大量の改行を書き連ねる」というのがありました。この手法は元々は、まだ画面サイズが固定に近かった時代に(ほぼ)確実に1画面スクロールさせての演出だったり、またそれを利用して「ネタバレ注意」という警告を与える為だったと思います。それがwebの時代になってからは単なる視覚的効果として、一拍置くような感じで使われるようになっている、のではないでしょうか。blogですと「続きを読む」等の機能に、同じような役割を期待して利用する事がありますね。
しかし原点に戻って考えてみると、もっとも効果的な文章法というのは、ある一定の区切りによる段落ではないかと私は思うのです。多量の改行による装飾よりも、適切な段落区切りのが読みやすいのではないか、と。
ここまで書いて覆すのもアレなのですが、SS混じりの長文というのが一番難しいです。ある種、SSが登場するたびに段落区切りされてる気分になるので、どのような文章構造にすればいいのか自分でもさっぱり判らず…。
私の場合で、SSの複数ある記事で文章が短いのは、この辺に由来していたりします。だめだめだわぁ。
このようなことを書いていると、よく「表現なんかより内容だよ」という言葉を頂きます。当然その通りなんですが、現実は違うんですよね。確かに内容は大事なのですが、どんな内容であっても伝える為に表現する必要があると私は思っているのです。
また文章であるが故に、どうしても受け入れられる文章と受け入れられない文章というのが出てきてしまう。それは読みやすさ等の観点からでもあります。活字離れしてる人にとっては、私のblogなんて鬼門でしょう、きっと(笑)
どんなに伝えたい事があっても、それが伝わらないとダメなんです。読んでくれる人に伝える為に、読みやすい、理解しやすい文章を構成すると共に、それを自然と読めるような文章術というものを身に着けなければいけないなぁ、と。
私の思いはこういう部分。
●Thanks Comments
たぶん俺だけだと思うが、小説や論文では何も問題ないし速読手法で読むときは問題ないのだけれど、ブログ等の文章だと、読点までの一文が長い文章が非常に読みづらく感じるこの頃。あと一行の終わりに単語が中間で区切れると読みにくく感じたりする(つまり英語は必ず単語を行で区切れたりさせないが、日本語だと区切れる、という部分)。だから読点だけでなく句点やそれがないところでも改行されていたり、そのために漢字をちゃんと多用して文章を短く見せたり、そもそも一行で続けずに読点でしっかり区切ってある文章、ってのがブログでは俺の好きな文。行数が無駄に増える文になるけれど。
ある意味ゆかりんの意図する文章と逆のものかも。
難しいところだね。
私は(見てないと判らないので触れなかったけど)mixiでは逐一改行する手法を使っています。割と限界まで余裕を取るように文章整形してる事が多いのであまりそうは見えないかもしれませんけどね。
この違いは何かと言うと、単純に閲覧環境への配慮、という観点だけです。blogは閲覧環境が千差万別ですし、そもそもテンプレートを変更すると簡単に本文の表示可能領域が変動しちゃうんですよ。だから、1行の途中で適切に改行する、というのがいつまでも適切だとは限らない難しいところだったりします。それ故に、可能な限り改行は行わずに段落を使う、という形で落ち着いています。意図した桁数より前で(システム側から)改行されると、2段改行になって非常に読みづらい文章になっちゃうんですよね。それだけは避けたかったのです。
そういう意味で、私はあまり1行の長さそのものにはこだわってないんですよ。blogでは改行は上記の理由で用いず。html的にいうなれば、<br>未使用ですべて<p>〜</p>で処理している感じですね。
ちなみに、私の言ってる改行手法はななみーの言うようなモノではないよ。改行が10行ぐらい続いて、1文だけ(オチのように)置いて、また何か文章が始まるー、みたいな。一昔前(?)のテキストサイトによくあったタイプの手法のことね。
個人的には、無駄にスクロールさせられるのであまり好きじゃなかったです(笑)
私も、少しコメントを・・・
私は、改行を良く行う方ですね
一文が長くなるのが、あまり好きではない・・・
複数行に渡る文章・・・と言うのが、自分で作る場合、嫌いですね
本文の表示可能領域の関係で、段落の最後が行の始めの頃に来るのが、何か許せない・・・と
後は、行が変わることで読み間違えてしまう事があるからですね
と言っても、その大抵は漢字が少な過ぎる文章・・・ですが
なので、改行により文末である事を示す・・・つまり、句読点の「。」を殆ど使ってないですね
あくまでも、ネット上においては・・・ですが
文章を作る・・・と言うのは、とても難しいですよね
作った本人は、自分で作っているので読み易いか読み難いか
その判断が、出来るとは言えない
ちゃんと読まなくても、その内容が頭の中にありますからね
私は趣味のようなもので、簡単な物語を作るのですが
昔の文章を読み返してみると
句読点の位置や、改行・・・段落の作り方など
手直しする場所が多いです
ただ、また時間が経てばこの文章も、手直しをするのかな?と、思うんですよねぇ
自分の今もっている文章構成方法(?)
それが、時間を経ても納得できるぐらいに、文章を上手に作れるようになりたいですねぇ